子ども神楽の舞いを堪能しました
2018年11月23日
平成30年11月23日
「 豊前岩戸神楽 上毛町 成恒子ども神楽 」の
皆さまに神楽を舞っていただきました。
江戸時代に神主が舞っていた御神楽です。
明治3年に「神官演舞禁止令」が発令されて、神主は舞うことが出来なく
なりました。
困った神主は、氏子に神楽の舞を教え、後世に残そうとしました。
ところが大戦で途絶えてしまい、上毛町でも伝承されていた隣村から
教わり、昭和54年に 大人の 「 成恒神楽講 」が発足しました。
現在、京築に32社(団体)があり、28社(団体)が、平成28年に
国の「 無形民俗文化財 」に指定されました。
演目:巫女
6年生の男児が舞っていました。
古代日本において、祭祀を司る巫女の身の上に神が舞い降りるという神がかりの儀式のために行われた舞がもとになり、それが様式化して祈祷や奉納の舞となりました。
演目:剣
5年生の男児が舞ってました。
剣を両手に持ち、東西南北の四方に切り込み悪魔祓いする舞です。
演目:乱御先(みだれみさき)
先の演目で待った二人の男児に加えて、六歳の二人の男児が舞いました。
四季の五穀をふるまい五穀豊穣(子孫繁栄)を祈念する舞です。
子どもたちは、1時間舞っていました。
舞いながら、ご入居者の中に分け入って行くと、ご入居者は、自然に
衣装や手に触れて話しかけていました。
最近の子どもたちは、サーカーや野球、塾などの習い事もあり、忙しいので「子ども神楽」を伝承することが難しくなっているそうです。
神楽には、楽譜やマニュアルもなく、口伝えなので目と耳、身体で教え、覚えていくそうです。
子ども神楽の舞で使用した 「 御幣 」は、エントランスに祀っています。
上毛町 成恒子ども神楽の皆さん、ありがとうございました。
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